4月

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向かった先は学食。 確かに今はお昼休みだが着替えてない。 「っおい!!」 「ん?」 「『ん?』じゃねぇーよ!!俺は着替えたいんだよ」 「……だって航介ずっとあそこにいたくないでしょ?ごめんねー?僕気付くの遅くて…」 シュンとして申し訳なさそうに俺を見た。 陽一が悪いわけでもないのに何で謝るんだ? 「………はぁ、まぁ良いから早く買ってこい」 「…!分かったーっ!!」 目を輝かせさっそく購買へと駆け出した。 ……着替えなくて良いのかよ。 「……………ふー」 陽一に助けられるとは思わなかった。 まだ4限目なのに阿呆みたいに疲れた。 5分くらいで陽一がコロッケパン2つ持って戻ってきた。
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