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いい加減に早く殴れよ。
それか誰か先生呼んでこいよ。
そうすれば無駄に痛い思いをしなくて済む。
「彼女と別れたからって…俺に当たらないで下さいよ……先輩?」
勝ち誇った笑みを他の人には見えないように向けた。
それにキレたのか俺の肩を掴んでいた男が頬を殴った。
もちろんグーでだ。
思ったより力が強く横に軽々と吹っ飛び床に叩きつけられる。
「っ…」
眼鏡も外れヒビが入る。
あーあ…こりゃ弁償もんだ。
なんせ特注品。
「航介!?」
騒ぎを聞き付けた陽一が皆を押し退け俺の下へ駆け寄る。
上半身起こしてた俺の頭から血が出ているのを見て陽一が真っ青になった。
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