子守唄
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月の目閉じる寂の夜の、草木の静の無光道。 声を消し逝く足音は、果てなき道の上進む。 微かに残る温もりと、妙に届く子守唄。 静かに揺られし見るものは、母の背の中夢の中。 今夜は何処まで歩むのか、静かに流れしねんねこよ。 醒めぬ夢見て想うのは、母の声聞きねんねこよ。 動かぬ躰の母の上、空から聞こえるねんねこよ。 とわに途切れぬねんねこよ、とわに終わらぬねんねこよ。 ねんねこよ
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