彼女の大一印象

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「お兄さんは監督かコーチの人ですか?」 「・・・は?」 体育館が一瞬で静まりかえり、そして一瞬で笑い声が広まった そして今俺は頭が混乱している 今、この女は監督かコーチの人って言わなかったか?何て失礼な女だ ふつふつと怒りが、込み上がってくる。 今、こんな事ならマネージャーなんかOKするんじゃなかったと、思い二日前の事が思い出してきた 「なあマネージャー作らね?」 昼休みに昼食をとっている時に親友にいきなりそう言われた 「・・・何でだ」 「おいおい、いきなり暗い声になるなよ」 そお言われても暗い声になるのは、仕方ないと思った。 それよりなんて事を言い始めるんだコイツは。 俺は大の女嫌いだ。しかも俺だけではなく部活のみんなも嫌いではないが、嫌気がさしている 何故かというと 俺の勤める部活は、全国優勝を果たした有名なバスケ部で、そして何故かみんな、顔が良い そのせいかファンクラブが出来るほどの人気がある いや本気で そのファンクラブのせいで、俺らと仲の良い女子がイジメられたり、 自分達の私物が盗まれたりした そのせいか皆女子が苦手になった 「そんなのダメに決まってるだろ。それにマネージャーなんて必要ないだろ」 「いやいやいや、俺達レギュラーは必要ないかもしれないが、平部員には必要だろ」 確かにそうだ。 バスケ部は、全国で優勝旗するぐらいだから練習が厳しい そのせいか、平部員の人数はそこまで多くない それなのに監督の指示で、平部員が自分達の分おろかレギュラーと準レギュラーの雑用をしなくてはならない そのせいで、平部員は練習したくても、あまり出来ない状態なのである だから一刻でも早くマネージャーが欲しい だがだからと言って 「もし作ったマネージャーが、ファンクラブの女子だったらどうする? そうだったら媚び売ってばかりで仕事をしないだろう そうじゃなくても可愛い女子だったら部活に色恋ざたになったらイロイロと、喧嘩になるかもしれないぞ」 と俺の不安を言うと 「それは大丈夫だ。実は紹介したい女子がいて俺の幼なじみなんだが、 バスケ部には興味がなくて家事が得意な女子がいるんだ。しかも顔も悪い訳ではないが、良いとも言えないからお前の条件満たしているぞ」
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