第4章 過去、現在、未来

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アルフが悠人の背中をバンっと叩く 悠人「うごっ!」 フェイト「アルフ、悠人は怪我してるんだから!」 アルフ「うわっ!ごめん、大丈夫かい!」 励ますつもりでやったんだろうが、かなり痛い 悠人「ア、アルフ…もうちょっと、手加減してくれ」 フェイト「悠人、大丈夫!?」 アルフ「くくく、薬!薬!」 悠人「……はは」 自分を心配してくれる2人に、自然と悠人の顔が笑顔になった そして、今 悠人「あの頃は随分しごかれたなぁ」 フェイト「そ、そんなに厳しくはやってないと思うよ!」 車の中で楽しく会話する2人 悠人「…この時間て、結構貴重なんだよな」 悠人とフェイトが出会ってから10年、ぶつかったりもした、泣き合ったりもした、笑いあったりもした フェイト「私は大好きだよ、悠人と話してる時間」 悠人「機動六課にいる内は、無駄に話せるけどな」 フェイト「ふふ、そうだね」 笑いあう2人 たわいもない会話だが、フェイトにとっても、悠人にとっても、この時間は貴重であり安らぎの時間だった
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