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遙か昔、人間と竜が共に暮らしていなかった頃・・・。
世界は混沌に満ちていた。
竜は種族ごとに争いばかり起こし、人間はそんな竜を恐れながら森の隅で暮らしていた。
人間は、その争いは竜の種族争いに決着が付くまで・・・
つまりはこの世に存在する竜の種族が一つになるまで続くと考え、絶望していた。
そんな中、ある竜が産んだ卵数個が突然変異を起こしたらしく、新たな種の竜が生まれた。
人間はたまたまそのことを知り、さらなる絶望に落とされた。
この争いは、いつまでも終わることがないのだろうか、と・・・
親竜がその子供を殺してしまうということだけが人間達の希望だったが、それは叶わなかった。
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