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「どこの店も美味しそうだな」
「本当だね。何食べる?」
「…美味しいの」
三人そんな会話をして、商店街を歩いていると朔哉がなにかにぶつかる。
それは舞夏と同じぐらいの少女だった。
「ごめんなさい。よそ見しちゃって」
少女は朔哉にぺこりと頭をさげる。
その少女は深くにフードを被っていて顔がよく見えない変わった格好をしていた。
「いやこっちこそ。怪我ない?」
そんな少女を不思議に思いながら朔哉は聞くと、少女は頷いた。
「でもフードを取らないのはマナー違反じゃないか?」
頷いた少女に朔哉が言うと、少女は申し訳無さそうにフードをとった。
黒くで長い髪がパサリと広がり少女は顔を見せた。
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