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青年は舞夏を自分の後ろに下がらすと、右手を鞘に添え力強く引き抜いた。
「お前、そのカッコを見ると科学者だな」
青年は一回そう言うと剣先を相手に向ける。
「その通り俺様は奈央様に仕えし科学者だぜヒヒっ」
剣を向けられてるのにも関わらず、相手は楽しそうに笑う。
「今日こそ、そこの小娘を貰うぜィ覚悟しなっ!」
笑いながらそう言うと、何処からかナイフをだす。
「残念ながら姫にはその指の一本でさえ触れさせない、この精神異常者」
「その精神異常者にやられるのはお前だぜヒャっガッ!?」
青年の言葉に異常な笑みで返そうとする男の背中から鮮血が吹き出した。
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