5人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ゛…ぐッ」
「まだ生きてたか」
そんな朔哉達の後ろで無様な格好で倒れている男に朔哉は冷めた目つきで言い放つと、剣を抜きその先を男の喉仏へと持って行く。
「さて……お前に選択肢を与えてやる。 何故科学者側が舞夏を狙っているのかを言えば今ここで楽に死なせてやるよ。言わないのであれば内蔵を一つ一つ時間を掛けて潰してやる」
朔哉はそこまで言い切ると目線だけで拓也に合図を送った。
拓也はその合図を受け取ると舞夏の前に跪き
「先に国王様の元に行こうか舞夏」
それだけ言うと、舞夏の手首を掴み朔哉とは反対方向を向く。
「まぁ後は任せたよ兄さん」
「はいはい」
朔哉と拓也はそれだけの会話をすると拓也は舞夏を半端引っ張るような形でその場を去った。
最初のコメントを投稿しよう!