prologue

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国王の玉座の前に三人が揃う。 舞夏は用意された椅子に座っているが、拓也と朔哉は跪いて顔をしたに向けている。 「もう良い。顔を上げていいぞ」 国王の一言で二人は顔を上げ、国王を見上げる。 「先程、城内で科学者が見つかったと聞いたが」 二人の顔をみて国王は問いただすように二人に言った。 「確かに。侵入したのは二階の渡り廊下。舞夏様に危害をくわえたと判断し殺しました。 城内でのご無礼をお許しください」 朔哉はそう言うと、もう一度国王に頭を下げた。 「構わんよ。舞夏が無事ならそれ位の事なんともない」 国王は優しく微笑む。 「今日呼び出したのはそなたらに頼みがあるのじゃ。聞いてくれるかの?」 二人を見つめ、国王は言う。 「私達にできる事なら」 「どんな事だってさせていただく」 二人は口を揃えて言と国王は安心したように 「それを聞いて安心した。そなたらに頼みたいことそれは舞夏の旅に同行してほしいのだ」 国王がいった言葉に二人は顔を合わせ、不思議そうな顔をしたのだ。
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