ぷろろ-ぐ

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夕方. 学校のチャイムがなる 皆は下校の時間だけど 私は図書委員で 一人本の整理をしていた 「もうなんなの!まじありえない...」 -ガンッ! 本棚を思い切り蹴ってやった -ガタガタガタッ 「きゃあああッ!!!!」 蹴った衝撃で 本が落ちてきたのだ 「っ…」 痛すぎて声にならないとはまさにこの事だ 小指をタンスにぶつけた時の方が痛いかもしれない まあそんな事は どうでもいいんだけどさ あれはまじ涙が出るよね 「もぉ~ヤダアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!」 -ゴトッ 「イダッ…」 叫んだらおまけに もう一冊分厚い本が 頭に直撃した 「なにあの本!!!!!ウザッ!しかも埃まみれだし!」 私は立ち上がると その本を手にとった 「なに?…タイトルがない…じゃん?」 私は床バラバラに散らばった本をそのままに 忌まわしい本を片手に椅子へと座った..。
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