第一章 仲間集めは至難の技

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「あーぁ、今日も練習疲れたな。」 そう言ってブギウギ商店街を歩いている男がいた。 その男の名はテケテク。 自称風来坊だが、今は商店街の野球チームの助っ人をしているのである。 そこへ、 「おじちゃん、今日はもう試合終わったでやんすか?」 小学生の子供が話しかけてきた。 この子の名前は神田カンタ。 商店街に住んでいるメガネの男の子である。 「あぁ、カンタ君。今終わった所だよ。」 「ちょうどよかったでやんす。母ちゃんが夕食はどうかって言ってたでやんす。」 「……ごめんね、カンタ君。今日は広川さんのところに呼ばれてるんだ…」 「そうでやんすか、わかったでやんす。………おじちゃん、モテモテでやんすね。また明日でやんすー。」 「モテモテってカンタ君…」
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