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もちろん撃つ気なんてないけどフォーラルさんに
「脅しをかける時は全力で」
って習ったからね
ちょっとやり過ぎたかな…
「ねぇ君大丈夫?」
唖然としている少女に手を伸ばす
「あ、うん…ありがと」
我に戻り僕の顔を見てお礼を言うがすぐに怒ったような顔になる
「ていうか貴方!あんな強いなら何で絡まれてたの!?」
「ん~考え事してたからね」
僕がそう言うと彼女は呆れた顔になった
…何故?
「まぁいいわ私はリリーナ=ヘリオン、貴方は?」
あ、確か名前が先なんだっけ
「僕はキョウ=カゲミネ。よろしく、ヘリオンさん」
「リリーナでいいわ。キョウはレードラスの学生よね?何年生?」
「一年生に編入予定なんだ」
因みにレードラス学園は初等部、中等部、高等部に別れていてそれぞれ小中高の学校に対応してる感じだ
でそれぞれローブの色が違っていて高等部のは黒色だ
「やっぱり一年か…それに編入、ねぇ…」
じろじろと見てくるヘリオンさん改めリリーナ
近いな…
「私も一年なんだ。同じクラスになったらよろしく」
同い年だったのか…
もし僕が年上だったらどうするつもりだったんだろ
まぁいいか
「うん。そうなったらよろしく」
「じゃあまた、縁があればね」
そう言って走り去って行った
僕もそろそろ学園に向かわないといけないな
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