3章

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もちろん撃つ気なんてないけどフォーラルさんに 「脅しをかける時は全力で」 って習ったからね ちょっとやり過ぎたかな… 「ねぇ君大丈夫?」 唖然としている少女に手を伸ばす 「あ、うん…ありがと」 我に戻り僕の顔を見てお礼を言うがすぐに怒ったような顔になる 「ていうか貴方!あんな強いなら何で絡まれてたの!?」 「ん~考え事してたからね」 僕がそう言うと彼女は呆れた顔になった …何故? 「まぁいいわ私はリリーナ=ヘリオン、貴方は?」 あ、確か名前が先なんだっけ 「僕はキョウ=カゲミネ。よろしく、ヘリオンさん」 「リリーナでいいわ。キョウはレードラスの学生よね?何年生?」 「一年生に編入予定なんだ」 因みにレードラス学園は初等部、中等部、高等部に別れていてそれぞれ小中高の学校に対応してる感じだ でそれぞれローブの色が違っていて高等部のは黒色だ 「やっぱり一年か…それに編入、ねぇ…」 じろじろと見てくるヘリオンさん改めリリーナ 近いな… 「私も一年なんだ。同じクラスになったらよろしく」 同い年だったのか… もし僕が年上だったらどうするつもりだったんだろ まぁいいか 「うん。そうなったらよろしく」 「じゃあまた、縁があればね」 そう言って走り去って行った 僕もそろそろ学園に向かわないといけないな  
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