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「ただいま~」
「おかえり!」
あのあと特に何事もなく学校が終わりさっさと帰宅した僕(因みに帰宅部)より早く弟は帰って来ていた
今年小学6年生になったばかりの素直でかわいい弟だ
「兄ちゃん!ゲームして遊ぼうよ!」
遊んであげたいが昨日あんまり寝てないから少し眠いんだよな…
「う~ん兄ちゃん今眠いんだけど…」
すると弟が悲しそうに僕を見て
「え~?いいじゃん遊ぼうよ~」
うぅ 心が痛い…仕方ないか、かわいい弟のためだ
「仕方ないな…で、何のゲームするんだ?」
僕がそう言うと弟は目を輝かせて
「やったぁ!えーとね…とりあえず来て!」
僕の手を掴み引っ張りながら走って行く
[いつまでもこのままならいいのに]
この時僕は心からそう思っていた
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