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「…!今のは…夢か…?」
呟きながら起き上がり辺りを見回してみるが、ベッドや棚、椅子に至るまでが白い色に統一されているこの部屋にも、窓から見える見渡す限り森林のこの風景にも見覚えは無い
「何処だよ、ここ…」
腕にある時計を見ると日付が変わっていた
しばらくすると扉から人が入って来た…あいつはあの歪んだ空間から出て来たやつだ!
「あんたは誰だ!?此処は何処なんだよ!?」
僕は怒り混じりに男に向かって叫んだ
「怒りはごもっともですが今は落ち着いて話を聞いて下さい。私は貴方に危害を加える気はありませんから」
男は静かにそう言った
確かに敵意は感じられない…ここはおとなしくしといた方が良さそうだ
「…わかりました」
僕がそう言うと男はベッドの横にあった椅子に座り語りだした
「まず私の名はフォーラル=ヒースといいます。まあ、気軽にフォーラルさんとでも呼んで下さい」
手を出して握手を求めてきた
僕も恐る恐るそれに応じる
「僕は影峰境です」
「境くんですか、よろしく。さて、まずは君のいた地球があれからどうなったかですが…」
地球…そうだよあれから何があったんだ?
「冷静に聞いてください境君、貴方のいた地球は……消えた」
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