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『さ、仕事に戻ろっか!今日は早く店たたんじゃおうかな。』 『…?』 彼が来たからだろうか。 三上さんが少し楽しそうに見えた。 『お疲れ様でーす。』 来た時と変わらない気の抜けた声。 そんな声で私はお店を後にする。 『お疲れ様。次は…明後日だね。』 『はい。それじゃまた!』 お店に背を向け歩き出す。 ヘッドフォンを耳に装着。 聞くのはもちろん、アノ曲だ。 大きなヘッドフォンから耳へと流れ出るメロディに乗って、私は朝来た道をまた戻って行く。
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