崩壊の足音

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崩壊の足音

転校先の小学生では、制服もあり鞄もあった。 前の小学校では、私服にランドセルがスタイルだった。 新しい学校で、初めての制服… 鞄はランドセルでも良いとの事で、そのままに… 初めての初登校は、不安混じりの緊張で胸いっぱい。 知らない子ばかりの小学校… 友達をちゃんと作れるか不安だった。 体育館での集会後に私は呼ばれ、座っている皆の前で先生から自己紹介を促された。 緊張しすぎなのか、小さい声で私は軽く挨拶をした。 途中、噛んだ事も… 私が自己紹介らしきものを終わらせた後、座っていた新しい同級生達が一斉に拍手をした。 その後、集会は解散されて皆が教室に向かう中、私に興味を持った女の子達が気さくに話し掛けてくれた。 「―良かった…上手くやっていけそう」 そう私は思った。 新しい環境での自信にも繋がった… しかし、それは悪夢の始まりでしか過ぎなかった…。
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