歪んだ世界

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初歩的な嫌がらせ… 無視とか悪口なんて叩いて当たり前。 最初は堪えたけど、慣れるのも早かった。 それに面白みがなかったのか、次は私の筆箱を捨てたりパクったり… 傘を蹴っ飛ばしたり… 上履きに画鋲… ビックリはしたけど、ショックで泣きそう…ってよりも苛立ちが先走った… 「何が楽しいの」 思うのはそればかり。 慣れてしまったのか、動揺しない私はむしろ冷めた考え方をするようになっていく。 (全く理解不可能。同じ事ばっか…よく飽きないな) 面白みも何もない反応に、ほぼ全学年の数人も参戦してきた。 友達までも小さく参戦。 (……怠い) 私は、自分が強くなってるのを実感した… 「怖い」と思っていた感情がいつの間にか「余裕」に変わっていたのだ…… 先輩は、睨みや聞こえるくらいの文句。 後輩は、見ては笑う。 同級生は相変わらず。 「あんた、私らの文句言うてるやろ」って聞かれても、私は普通に「自分らも私の文句を言ってるなら、自業自得やろ」って、返すくらいに私は堂々としていた。 友達は、影でコソコソと悪口…。 目障りに感じた私は、彼女達に言い放つ。 「陰口うっとしぃんだけど-。んな事言うなら、友達辞めたら?別に要らないから(笑)」 もう、投げやりになっていた。
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