日常への終止符

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  皆さん初めまして!  僕の名前は柊優輝、女の子みたいな顔立ちをしてるけどれっきとした男だよ  昔から女の子に間違えられてるからちょっとコンプレックスなんだよね…いや、背が低いのもあるけどさ…あはは~(汗)  僕の家は親二人共社長だから、普通の家より4軒分くらいはある。  けど、家族の2人が全く帰って来ないから僕1人で暮らしてるようなものなんだ。  仕方ないけどね、二人共忙しいんだし……  優輝「あっ…早く用意しないと」  1人で暮らしている内にすっかり料理も出来るようになり、今はお弁当と朝御飯を作っている真っ最中。  優輝「いい匂~い…」  出来上がった料理を無駄に大きなテーブルに運び、お弁当に最後の飾り付けをする。  優輝「よし、でーきたっと」  我ながら上出来だなぁ、うん  気分が良くなった僕は鼻歌を歌いながらお弁当を持って椅子に座った。  目の前には自分で作った料理が広げられている。  優輝「……いただきまーす」  この言葉を言う時、いつも寂しさを感じちゃう…  1人で食べる朝御飯の味は、美味しいけど…ちょっと物足りなく感じた。
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