松下村塾へ…

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「ここですよ」 「あんがいちかかったな」 「………」 「しょうようせんせい?どうされました?」 「今日は誰もいません、なので簡単な文字書きから始めましょうか」 「えー、ついてそうそうべんきょうかよ」 「はい、せんせい」 「ヅラノリノリだな」 …。 ………。 ……………。 「ということで最低限の文字書きはできるようになりましたね」 「疲れたー」 「おお、読者に優しくなったな」 「読者ってなんだよヅラ」 「読者は読者ですよね?先生?」 「そうですね、ひらがなばかりでは読みづらい部分がありましたからね」 「なに!?二人で何の話してんの!?」 「秘密ー」 「秘密ですよ」 「「(コノヤロー、ヅラと仲良くしやがって!)」」 「ここが寝間です どうしますか? 一人一部屋にしますか? それとも三人一緒に寝ますか?」 「俺は一人一部屋でいいと思います 銀時と晋助は?」 「俺も…一人のが落ち着くし」 「お、俺は…」 「…一緒に寝るか?晋助」 「!ホントか?」 「ああ、いいぞ」 「ズリィ、それなら俺もヅラと寝る」 「今日は三人一緒ということでいいですか?」 「「「はい!」」」 その夜… 「な?松陽先生はいい人だったろ?」 「まだわかんねーぜ?大人は裏切る生き物だってあれだけ学んだだろうが」 小太郎はその容姿から何度も悪い大人に性的行為をされかけてきた… それを未然に防いできたのは銀時と晋助だった…
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