はじまり…

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「ヅラ、しんすけじゅんびはいいか?」 「ヅラじゃないかつらだぎんとき おれはバッチシだ」 「しんすけは?」 「お、おれもバッチリだ」 「しんすけムリするなよ?」 「ムリしてない!」 「わかったから…きたぞやれ」 「たあああ!」 「やあああ!」 ザシュ 相手は浪士であり大の大人五人、幼い子供達には荷が重い気がするが… 「ガキだ!ガキが刀振り回してやがる」 「コノヤロー!」 「ぬかせるなバカ」 銀時は刀を抜こうとしてた浪士に斬りかかる 「グアアッ」 「フウー、こんなもんか?」 そこには幼い子供三人の他に生きとし生けるものの姿はなかった… 「きょうのしゅうかくは?」 「にぎりめしごにんぶんと…あたらしいかたな、きもの、こぜにだな」 「ふーん、しけてんな」 「しかたなかろう、いまはじょーいせんそうまっただなかなのだから」 「そーだな だからこそこんなやつらがうろちょろしてんだしな」 「ま、しばらくかねとめしにはこまらねーしな かえるぜ」 おれたちのいえへ 「あの子達が浪士を襲うという鬼達… まだ幼いではないか…」 この人物吉田松陽という者なり… はてさて子鬼達三人はこの者と出会いどうなることやら…
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