松下村塾へ…

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「今日は危ない所でした… さて、私はあの方々に目をつけられてしまいましたね… 嫌な予感がします」 松陽は一抹の不安を抱えながらも教え子達に自分のもてる全ての知識を教え込もうと決意したのであった… それから松陽はありとあらゆることを教え子達に教え込んだ… 「なあ、最近松陽先生の様子おかしくないか?」 「俺もそう思ってた」 「あの日からおかしいぜ?」 「あの日とは?」 「ヅラが襲われかけた日」 「ヅラじゃない桂だ そうなのか?」 小太郎は晋助にきく 「そういやそうだな…」 晋助は頷いた 「やはり悪い事をしてしまったな… 俺のせいで…」 「小太郎だけのせいじゃねーだろ 《俺達》のせいでだ」 「ま、気にしてもしょうがねーだろ」 「それはそうだが…」 「どうしました?銀時?小太郎?晋助?」 「あ!松陽先生!」 「最近アンタの様子がおかしいって話してたんだよ」 「…そうですか 私なら大丈夫です 気にしないでください」 そう言いながらも松陽は悲しそうな顔をしている 「松陽先生?本当にどうされました?」 「顔が悲しそうだぜ?」
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