出会い…

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「攘夷志士達に村が襲われるでしょうね」 「わかっているのなら、なるべく早めにお願いしますよ」 「わかっていますよ」 それでは…と松陽は質屋を出た 子鬼達を説得するために… 「アレ?ぎんときがいねェ」 「ほんとうだ…おおかたさんぽにでもいってるのだろう かたながない」 「ちぇー、せっかくおかねもらってきたのに…」 コンコン 「「!!」」 小太郎と晋助は顔を見合わせる コンコン 「どちらさまですか?」 「オイ!ヅラ!」 「ヅラじゃないかつらだ でるしかあるまい このタイミング…むこうはこちらがいることにきづいている…」 「吉田松陽という者です 一晩泊めていただきたいのですが…」 「…いまあけます」 「オイ!」 「ありがとうございます」 松陽はペコリと頭を下げる 「あー、そろそろかえるか アイツらしんぱいしてるだろうし」 「ただいまー、って、ん?」 ぞうりがおおい…これはおとなのか? こたろう!しんすけ! 「こたろう!しんすけ!ぶじか!?」 「ぎんとき…」 「ぎんときすまん」 かってにたにんをいえにあげた…と小太郎はすまなそうにしている
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