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あぁ!無惨!惨めな私。
残った感情が次第にどす黒くなって形を変えていく。
嫉み!怒り!恨み!
悲しみ!
苦しみ!苦しみ!苦しみ!
あぁっ!あぁ!
現実!これが現実!
これが本当!
今までは虚構なの!
幻想なの!
そう、全ては幻想。
青春と言う名の淡く儚い綺麗な幻想だったのよ!
ふと気づくと、私は湖に辿り着いていた。
そこで私は、水辺に膝をついた。
膝をついて咽び泣いた。
泣いている内に辺りは暗くなり、またあの静寂が訪れた。
私はじっと虚空を見つめた。
見つめ続けた。
虚空は私を落ち着かせた。
ふと、水面を見ると映っている雲の隙間から月が顔を出した。
私は思わず手を伸ばす。
けれど掴めない。
水面が乱れ月が揺らぐ。
私は水を両手で掬う。
掬った水には月が的轢と映って揺らめいている。
指の隙間から水が零れ落ちる。
零れ落ちていく水は月明かりでキラキラと輝いている。
私にはその輝きが随分と眩しく感じられた。
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