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「く、くくく黒田、り、隆一!!あ、貴方は一体、に、にゃにを書いているのでしゅか!?」
あまりにもの恐怖で舌が回っていない状態で叫ぶ風紀委員女子。叫び声は食堂に響き渡り皆の視線が俺等四人に集中していた。またあいつか、っていう嫌悪な視線は相変わらずだった。
「何を書いているたってカタカナでゴメンナサイを紙いっぱいに書いたのだが?」
「どう見てもホラーに出そうな手紙だ!反省の色が無い、むしろ悪気がある!!」
恐怖が抜けたのかしっかり話す風紀委員男子。確かに悪気はあったが反省の色はちゃんとあるぞ、一片の塵ほどに。
「やはり貴様は西楠学園の汚点だ!白谷先生の話の後、すぐに我々が指導する!強制連行だ!」
何か勝手に汚点にされちゃったよ、さすがに学園の汚点は酷いだろ?せめて問題児ぐらいにして欲しい。
それより風紀委員の指導は勘弁願いたい。あいつら一方的で俺の話すら聞かない所し冤罪にされた事もあるな。つーかそんな理由で連行とか……。
これは三十六計逃げるにしかずだな。
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