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―――二時限目前の休憩時間
「さて黒田、これほどの大遅刻にまさか弁明なんてないよな?」
………おかしい。二時限目の数学は白髪のジィサンのはずなのに何故三十路の第六天魔王がここに降臨してんだ?あんたの専門教科は歴史だろ、おい。
「なんであんたがここにいんだよ、という顔しているぞ?」
そりゃ教室入った瞬間、ジィサンじゃなくて魔王様がいたらそうなるわ、なんて口が裂けても言わない。
「いや、なんで青山先生じゃなくて白谷先生がいるんスか?次は歴史じゃなく…………。」
「そういえば黒田はHRいなかったな、青山先生は体調不良で休んでいるから歴史にさせてもらった。誰かのせいで授業が遅れてもいるからな。」
………あれ、なんかいろいろと墓穴を掘らされたぞ。
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