201人が本棚に入れています
本棚に追加
―――昼休み、食堂
指導室で指導(笑)を終わった時は、既に二時限目は終えていた。その後の俺は普通に三、四時限目を受けて昼食に至る。
四時限目終了と同時に食堂の受付へと向かう。途中で廊下を走るなと注意された気がしたが、全力で気のせいにした。おかげでほぼ毎日一番で食堂に着き、並ぶ事なく注文ができる。
「おばちゃん!日替わりランチご飯大盛りでプリ~ズ。」
おばちゃんは「いつも早いわね~。」と注文の物を厨房から持ってきた。俺はお金をおばちゃんに渡し、いつも陣取っている窓際の席へと移動する。
何故いつも窓際かというと景色が綺麗だと飯が美味い、と言うのかは不明だがそんな理由と友人と一緒に飯を食う場所でもある。
「だから隆一、飯は先に食ってもいいって言ってるだろ?」
少し待っていると俺の幼馴染み篠原瀬戸(シノハラ セト)が向かいの椅子に座ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!