プロローグ In the winebottle

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プロローグ In the winebottle

巨大なワインボトル。それがこのガラスケースを形容するのにピッタリだ、と、それを見つめながら少女は思った。 様々な色のケーブルが、コルクの変わりにワインボトルに封をしていた。 ケーブルはボトルの中に続き、中にある『それ』に繋がっていた。 「待ってて……」 少女は『それ』を見つめて呟いてから、手元に持っていた紙に視線を落とした。 色々なデータとともに、一人の人間の写真が添えられていた。
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