魔王による修行

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「もう動けない……」  そう呟いて僕は地面に倒れこむ。 魔物1000匹倒す気になれば倒せるものなんだね…… そう思いながら、荒くなった呼吸を地面に倒れたまま整えようと頑張っている。  この世界の魔物達は倒すと消える。 多分タクト達が言ってた偽者と言うのと関係あるのかな? そう考え始めても、疲れていて頭が回らない。 そんな時いきなり声がかかる。 「やっぱり倒せたじゃんか キャッキャッキャ」  疲れた体に鞭をうって起き上がると目の前にはアツシとガルトスが笑っていた。 ガルトスはアツシの方の上に乗っていた。 「今日はこの辺で終わりだ。ちょっと待ってろ今回復してやろう」  ガルトスがそう言って指をパチンと鳴らすと、体が白い光で包まれる。 すると…… 「あれ…体が物凄く軽くなってる!」  僕は自分の体を動かしながら驚いた。 さっきまで立ち上がるのも大変だったのに、体力魔力共に回復している…… 「回復魔法の我等のオリジナル魔法だ。凄い効き目であろう?」  目を細めながら言うガルトス。 魔王オリジナルの魔法…凄い…… そう思っていると、ふと気が付く。 「あれ?タクトは?」 タクトがこの場に居ない。 するとアツシが笑いながら 「もう少し待ってろキャッキャッキャ」  そう言った時突然目の前にタクトが現れた。 「うわ!」  僕はびっくりしてそんな声を上げてしまう。 タクトをよく見ると両手に何かを持っている。 「それは何?」  僕はタクトに尋ねた。
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