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インターハイ二連覇を逃させてしまったという引け目――
今回もまた先輩の強引な命令に逆らえない私。
愛「…で、何処へ行こうっていうんですか?」
すると先輩はパッと目を光らせて――
翔「…実はさ……」
―――
――――――
―――
!!!
愛「…ちょっ……そ…それは…っ…」
あり得ないその先輩の頼みは私に冷や汗を流させた―――
だけど断ることなど私にはできなくて――
翔「つーコトだから今日はちょっと早めに切り上げるぞ!?」
波乱に満ち溢れたその夜が、もうすぐ私を包み込もうなんて、その時は思いもしなかった。
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