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木曜日のクラブ活動後―――
樹里「愛梨も行こうよ~。」
崎田君を教室で待つ樹里はいつものように笑顔だ。
美那子「そうそう。たまにはいいんじゃない?日曜日だよ?」
一年の頃からこの三人と私は仲がいい。
三年になって私と樹里は同じクラス。
そしてシーナは理系、美那子は私達の隣のクラスと離れてしまった。
だけど、この三人との関係は全く変わることはなく―――
木曜はクラブ活動がある。
最終学年ということもあり、せっかくだから同じクラブに入ろうってコトで何故か選んだクラブは茶道部。
美那子が茶道が大の得意ということもあり先生からクラブ長に推薦され、それに私達も便乗するカタチとなった。
だから木曜日に限っては放課後、私達はこうやって前のように盛り上がることができている。
椎名「愛梨、バスケ好きじゃん。そりゃぁプレーするワケじゃないからつまらないかもしれないけど、見るのもなかなかいいよ?」
シーナはバスケ部男子のマネージャーをしている。
そのバスケ部が月末に遠征に行くという。
そしてバスに空きもあるから応援がてらに一緒に来ないかって言ってくれているのだけど……。
愛「でも、私、練習が……」
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