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愛「…ごめんね……」
きっと先輩のコトだから、このコトだって言えば、私に気を遣って『行ってこい』って言ってくれると思う。
だけど私は……。
せっかく誘ってくれているシーナに申し訳ないとも思う。
だけど今の私はこうやって翔先輩と跳躍しているのが一番しっくりくるっていうか…。
椎名「そっか……ま、そうだよね。翔先輩のコト考えると……やらざるを得ないよね。けどさ、私思うけど、たまには愛梨、息抜きした方がいいと思うよ?」
!
美那子「そうよ。私もそれ思ってた。なんかさー……、愛梨、いっぱいいっぱいっていうか……」
力とのコトを知っているからか、みんな私を気にしてくれているよう。
でも、時間を持て余すのが今の私にとって一番怖いコトだから……。
こうやって張り詰めているくらいの方がちょうどいい。
愛「そんなコトないって……」
皆に心配かけないようにと私は笑顔でそう言った。
その時だった―――
!?
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