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異常ともいえる騒々しい声々が廊下の方から聞こえてきた。
椎名「まーったく、煩いなぁ……せっかくまったりしてんのにねぇ…」
樹里「どうしたんだろ……私ちょっと見てくるっ…」
そういうと座っていたはずの樹里は廊下の方へと駆けていった。
そんな樹里の方へと視線を移したその時、樹里の向こうでひとつの陰が止まった。
『おっ……樹里じゃねーの!元気かぁ~?』
!?
聞き覚えのあるその声に私は思わず立ち上がった。
…ガタッ……
『崎田とつきあい出したんだって~?』
樹里「…ぁ…はいっ……えっと……」
『そっかそっかぁ~。良かったなぁ。で、アイツいるか?』
そう言うとその人は樹里をそっと横へ退けたかと思うと教室へと足を踏み入れた。
!!!
翔「…なんだ……いるじゃねーかよっ。まだ教室でダベってたのか?」
愛「しょ…翔先輩っ!!」
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