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翔「部に行ったらまだ来てねーって言うからさ。」
他の生徒のことなんておかまいなしに教室へ入ってくる先輩に皆の視線が集中していた。
私は先輩へと駆け寄りストップをかける。
愛「…先輩っ!…だ…だからって……ココ、教室!先輩…大学生!もう高校生じゃないんですよ?!勝手に入っちゃダメですって!」
私は急いで先輩の腕を引っ張って教室から出そうとする。
なのに先輩は、
翔「はぁ?んなこたー知ったこっちゃねーってのっ。それに誰も俺に怒るセンコーなんていねーって。」
!
確かに……。
考えてみれば、ここに来るまでに先輩が先生達の誰かと遭遇してる可能性は大。
だけど、平然とここまで来ているワケだし…。
樹里「…あ……そっかー……そうだよね。先輩って愛梨の部にも顔出してるし……ん……問題ないよね…」
それに『うんうん』頷く美那子とシーナ。
って……納得してる場合じゃなーいっ!
翔「そうそう。樹里ちゃんの言うとおり。」
何故か翔先輩と樹里は意気投合している?!
っていうかぁ……
周りの視線が痛いんですけど…っ…。
先輩、結構、人気ある人なワケだし…。
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