弱いあなた

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「別れる?」 ちょっと困ったような顔 どんなに怒らしてもあなたはヘラヘラしてる まぁ他の人から見たら微笑み、らしいけど そんなあなたから初めて私達の関係に終止符を打つ意味の言葉を聞いた。 「なんで?」 睨んだ。負けたくない 「いやぁ、なんか最近よく怒ってるから」 怒ってる?あたしが? 「何言ってんの。怒ってないわよ」 「それ、って怒ってるっていうんじゃない…?」 はぁ? 部屋にある身近なもの、テレビのリモコンを投げた。正確には投げつけた。 「何よそれ。普段言わないくせに」 当たり損ねて転がった リモコンを拾いながら由貴(よしき)は静かにため息をもらした。 あ、ため息ついたな、今 ムカつく。もっとムカつく 「今ため息ついたでしょ!」 叫ぶと同時になげつけたティッシュ箱。 背中に命中し痛っと小さく呟いた。 そして、振り向いた
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