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…俺は最低な男だ。
最後に形が欲しかった。
愛されてるって思いたかった。
そんなふうに考えていたジュンスを抱くとき、誰を考えてた?
ジュンスの気持ちも知らずに、ジュンスを見ようともせずに。
ジェジュンのことを考えてた。
「だからもういいんだ。」
「っ……ごめん」
「ほんとは終わったらすぐ言うつもりだったけど、やっぱり出来なかった。」
震えた声のジュンス。
肩も小さく震えて、顔が見えなくても泣いているのが分かった。
「ユチョンのことが大好きだったから。」
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