394人が本棚に入れています
本棚に追加
住吉
「どういうことですか?」
大堂
「見ての通り、
火災の状況が
あまりにもひどくてな、
原因が
特定しづらいんだ。
店の従業員達や
その時に
来ていた客の話では、
大きな破裂音が
聞こえたと言っている。」
大堂は
破損して焦げた
ガスタンクを
指して言った。
大堂
「あのガスタンクを
調べているが、
今のところ、
元栓の部分が
何らかの原因で
壊れたために
爆発が起きたのでは
ないかと見ている。」
住吉
「確かに、
こんな状態じゃあ
分かりづらいですよね。」
大堂と住吉は
しばらく
困った顔していた。
一方出雲は、
その火事で破損し
大きな穴の空いた
ガスタンクを調べていた。
その時、
出雲
「……なあ大堂。
こいつは
おかしくないか?」
大堂
「? どういうことだ?」
大堂は出雲に聞く。
出雲
「ガスに火が引火し
爆発が起こって
タンクが
破損しているが、
この壊れ方は
不自然だ。」
大堂「不自然だと!?」
出雲は
破損したタンクの
へこんだ部分を
指して言った。
最初のコメントを投稿しよう!