第二章 不自然な状況

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出雲 「タンクの中の ガスに引火したなら 内側から 破裂しているはずだ。 ところが、 ここに外側から 大きなへこみがある。 これは外側から 大きな衝撃を 受けた証拠だ!」 大堂 「ん?  確かに内側から 大きなへこみがあるな。 でも、 これは 元々あったもの じゃないのか?」 住吉 「でも、 こんな頑丈なタンクは、 普通 ちょっとやそっとじゃ へこみませんよ?  それに 従業員の話では、 この ガスタンクの燃料は 事故のあった日の 朝に支給された ばかりだと いうことですし。」 住吉は 出雲のフォローをした。 大堂は 少し答えに 詰まっていた様子だった。
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