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住吉
「それじゃあ、
これは
人為的なものって
ことですか?」
出雲
「多分な。」
大堂
「なっ、
それって
どういうことだ出雲!」
大堂は叫んだ。
出雲
「これは誰かが
事故に見せかけて
『放火』を行った
可能性が
あるってことだ。」
出雲が
はっきり言うと、
大堂は、
大堂
「でも、
そうと決めつけるのは
早すぎないか?
確かに
へこみは気になるが、
これをやったヤツが
いたとしたら、
一体どうやったと
いうんだ?
この
鉄製のガスタンクに
穴をあけるには
相当な力が必要だぞ。」
確かに、
これだけ
頑丈なガスタンクに
穴をあけるには
爆弾並の破壊力が必要だ。
だが、
現場には
爆弾のようなものの
残骸は
ネジの一本すら
見つかっていない
のである。
そう言われると、
出雲は
怪訝そうな顔をしていた。
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