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しばらくの間、
この空間は
沈黙に
包まれたままだった。
住吉は、
この重苦しい状態に
しびれを切らしたのか、
出雲に
さりげなく話しかけた。
住吉
「出雲検事、
一旦本庁に戻って
西宮検事に
報告しましょう?」
不意打ちを
受けたかのように、
出雲は
少し驚いた様子だった。
出雲
「…あ、ああ、
それもそうだな。」
大堂
「そうか、
なら俺達も署のほうに
引き上げるとするか。
捜査会議もあるからな。
ここの資料は
渡しておくから、
なにかあったら
お前も
会議に合流してくれ。」
出雲
「わかった。」
住吉
「それでは、
私たちは
先に失礼します。」
川上から
資料を受け取ると、
住吉は
少し小走りになって
店の中に
入って行こうとした。
その時、
住吉
「きゃあ!!」
住吉が
悲鳴をあげたと同時に、
突然
前方に倒れてしまった。
その様子を
見た3人は
すぐに
住吉のもとに
駆けつけてきた。
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