第三章 食中毒事件

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出雲 「……………。」 出雲は 黙ったまま 住吉の語る 捜査結果に 耳を傾けていた。 現場に残されていた 焦げた缶が、 『ガス缶』であり、 しかも 『業務用』 だということから 犯人は 飲食店の 関係者である 可能性が高いと考えた。 だが、 それだけでは 確証は持てない。 それに、 犯人は ガス缶を どんなふうに 使ったのかが わからないのだ。
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