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「親父は俺が小さい時から、浮気を繰り返していた。
よく、夜中に母さんが泣いてるのを見たことがある。
でも、今までは遊びですぐに飽きて終わりだったのに、今回は違うみたいなんだ。
初めて母さんから親父の浮気について相談された。
30才も歳の離れた小娘に入れ上げてるって。
母さんは精神的にもかなり参ってるみたいで、安定剤も飲んでる。
だから、俺がなんとかしなきゃって…。」
そう語る純哉の背中はなんだかとても弱々しくて、私は胸を締め付けられるような思いがした。
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