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「お前ってホントばかだな。」
そう耳元で囁かれた。
ばかと言われ反論しようと思ったけど、彼の腕の中が居心地がよすぎてとろんとしてしまい、頭がうまく働かない。
「あれは、姉貴だよ。」
「えっ?」
一気に目が覚めたように頭がスッキリとした。
「お姉さん…。」
「これで、わかったか?
他に女なんていないよ。
で、どうする?」
「え?どうするって?」
「俺の彼女になるの?ならないの?」
「え…?それは…。」
今更というか面と向かって言うのが恥ずかしくて口ごもってしまった。
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