96人が本棚に入れています
本棚に追加
全てが終わった。エイリア学園との戦いも何もかも。
雷門中の復興も終わりを迎え、久しぶりの学校があった。学校があれば部活もある。部活があれば帰りも遅くなる。
今の時季はちょうど冬。
何が言いたいって、そりゃ
「寒みぃ」
「暖かいよー?」
「黙れ北海道生まれ」
「ははっ、都会人は大変だねぇ」
現在の気温は5℃前後。吹き抜ける北風が身に突き刺さるようだった。
染岡は生まれも育ちも東京。
吹雪は生まれも育ちも北海道。
環境の差は激しい。
いつもマフラーをしていた印象からか吹雪は寒がりだと思い込んでいた。
今は学ランのみマフラーも何も防寒具をつけず颯爽と歩いている。
「…寒くねえのか」
「平気だよ」
五分後。
「…寒くねえか?」
「え?だから平気だって」
さらに五分後。
「…本当に寒くないんだな?」
「……。だーかーら平気だって言ってるじゃん」
略。
「本っ当に寒くねえんだな!!?」
「平気だって言ってるでしょ!!?北海道っ子なめないでよ!!」
「寒そうにしか見えねえんだよ!!」
「へっ、僕3℃くらいまでならイケるもん!!」
「化けもんかてめえ!!」
「なっ、北海道の人に謝ってよ!!」
「北海道の奴全員がお前みたいだとは限んねえだろ!!」
「よーしじゃあ白恋のみんなに電話しようか!?」
「…前さあ」
「うん?」
「吹雪のマフラーがなくなって寒そうだから買ってやろうか悩んでるって染岡が言ってた」
「……うん」
ようするに不器用。
――――
オチって何?^^^^
不器用な染岡に激しく悶えます。分かってない吹雪可愛い。
最終的にお互いキレながら一緒にマフラー買いに行けばいいww
サイトから移転。
書いたのは、三期が、始まる前!!
最初のコメントを投稿しよう!