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いつもどおりに携帯電話を操作して、いつもどおりの時間にアクセスする。
そうやって過ごすこれは、歯車を思い浮かばせるけど、あたしは錆付いて、もうそろそろ動かなくなりそうな、そんな歯車。
壊れて、壊して、壊れ逝く。
あたしを理解してなんていわない。
でも、少しだけそばにいて。
びりっと、痺れるかのような痛みが左手の手首から上腕にかけて走り、後悔した。
生きていることを後悔した。
死にたいと思うことを後悔した。
傷つけたことを後悔した。
縋り付いて生きていくことを恥じて、でもそれを抱えてあたしは生きていくのだろう。
あたしは、死ぬには勇気が無さ過ぎる。
ごめんなさい。
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