17人が本棚に入れています
本棚に追加
この声はあの子……、久住ゆうひだ。
彼女の名前に漢字があるかはわからない。
でも、いつも彼女は名前を平仮名で書く。
綺麗な名前だねと言ったら、嫌いだと言われた。
あたしがやっぱり嫌いなんだ。
あたしなんて、必要なくて。
あたしは……。
それでも、彼女は友達だから。
友達?
彼女はあたしを嘲笑うだけでしょう?
友達って何もない?
友達って、殺しに来る?
信じられず、泣いて泣いて。
「真樹奈っ!! あたしは久住悠灯よっ!」
あたしは、ドアを開けなきゃ開けなきゃと、向かうことにした。
殺し屋ならこのナイフで刺し殺してやるわ。
最初のコメントを投稿しよう!