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彼女はいつもの冷静な仮面がなくなって、顔は焦りからか赤くて。 ……そっか。 わかった。 この彼女はゆうひじゃないんだ。 「真樹奈っ!? 周りをよく見てっ!」 あはははは……っ。 もう、ゆうひも行っちゃった。 あたしを置いて行っちゃった。 「真樹奈っ! あんたは和正って男に騙されてたんだよっ」 かずまさ? かずまさ……。 彼はあたしと付き合ってて、どうしようもなかったあたしにアレをくれて……。 「目覚めてよっ! アレは……」 アレとは……。 「機械仕掛けの悪魔<ディアボロス・エクス・マキナ>って薬なのよっ!」
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