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サイレンの音が聞こえてきて、近づいてくる気配。 「警察です! 110番通報を受けてきました!」 警察官が入ってきて、俺に事情を聞いて、救急隊員がやってきて俺に事情を聞いて。 悠灯は総合病院へ、真樹奈は精神病院へ行くことになった。 真樹奈の後ろにあった2つの死体は、死後1ヶ月経過したものらしい。 ただし、不思議なことにDNA鑑定から死体が両親ではないことが判明した。 しかも死体は俺らと同じくらいの年齢であって、赤の他人である。 女は頭を強く打ったことによる脳挫傷で死亡。 男は細い紐のようなもので首を絞められて絞殺。 紐には真樹奈の指紋や、皮膚のあと、汗などは残っていなかったという。 ……いったいこれらは誰なのだろう? 何故、姉の部屋で? あと、俺たちの両親はどこに行ったのだろう?
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