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「で、手伝ってくれるの?」
「貸し一つ」
「きゃー!ルーノありがとう!大好きぃー!」
ミミは椅子ごと倒しそうな勢いで覆いかぶさった
「その調子で何人もの男を手玉に取ってきたわけだ」
ルーノはミミの手をどけ、椅子から立ち上がる
「あらぁ?一番信頼してるのはルーノよ?」
ミミが悪戯な笑みを見せる
「有難き幸せでございます」
ルーノもまたおどけた様子で手を上から下へと持ってくる紳士風のお辞儀でこれに答える
「で、いつ襲撃するの?私は今夜でもいいわよ。武器が必要なら手下に用意させるけど?マシンガンがいい?それともバズーカ?」
興奮を押さえきれない様子のミミ
ルーノは彼女の口の前にそっと人差し指をかざす
「何度も言うように僕は戦争する気はないんだよ」
ルーノは右手の人差し指で自身のこめかみ辺りをトントンと叩いた
「今回も武器はコレ」
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