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キーンコーンカーンコーン
授業の終わりを告げる
チャイムが鳴り響く。
『セツナァ~一緒に帰ろうぜ~』
気づけば友達の【哀川タクト】が俺の席までやって来た。
俺は【星川セツナ】ごく平凡な高校生だ。
『別に構わないけどさぁ、いつもの場所によるよ?』
『あたりきシャリキのブリキでOKだぜ!!』
俺は会話しながら授業用のPCをしまい帰りの準備に取りかかる。
その様子を見てタクトも帰りの準備をしに自分の席に帰っていく。
準備が終わるとタクトと一緒に下駄箱に向かっていく。
『セツナ~、タクト~待ってよー』
『おっヒナじゃんか、せっかくだが今日は男二人で熱くかたってだな…』
バコッ!!
『誰が熱く語るんだよ!?』
俺はタクトの言った事にすばやく突っ込んだ。
そんな2人のやりとりを呆れ顔で聞いているのは【朝倉ヒナ】
ヒナはスタイルも抜群で性格もよく学年でもかなり評判がいい
そんなヒナがなんで俺とタクトと絡んでいるのかが不思議でならなかった。
『どうせ、いつもの所に行くんでしょ?』
『げっ!なんで分かるんだよ』
『なんとなくよ』
ヒナは天才なのか俺らの行動は8割方見抜かれている
『まあ止めたって来るんだろうしいいけどー…』
『そう♪じゃあ早く行きましょ~♪』
上機嫌そうなヒナを後目にタクトは後ろでブツブツ呟きながら歩いてきている。
俺、タクト、ヒナは毎日遊んだりしているいわば親友だ。
こうして3人はいつもの場所へと向かって学校を後にした…
あんな事件が起きるとも知らずに……
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